転動式スリップリング構造説明

1.特徴

水銀未使用 大電流をコンパクトに 低接触抵抗 低ノイズ 低回転トルク カスタム設計可能 高温、真空環境対応可能

2.スリップリング構造概略図

 

3.構造説明  

円筒形状のローラ集電子は半径方向に弾性変形した状態で回転軸と固定側ボディの隙間に配設 されています。

回転軸が回転すると、固定側と回転軸の間のローラ集電子が自転しながら公転する、 いわゆる遊星運動を行います。

弊社ではノイズの発生がなく、接触抵抗の非常に低い大電流を流せる構造を実現いたしました。

本製品構造に関して、現在までに2件の特許権を取得しております。

転動式スリップリングによる熱電対温度測定の試験データ

転動式スリップリングによる熱電対温度測定の試験データを公開しますので参考にしてください。

水銀レス、弊社独自の転動方式によるスリップリングです。

ローラーベアリングのような構造を持ち、従来のスリップリングのように摺動することなく安定した回転接続を行います。

画像の製品は20Ax4極の製品です。大手食品メーカーの工場で搬送装置への電源供給として使用されています。

また遊星運動式スリップリングはノイズが小さいため圧電素子、歪みゲージ、加速度PUなどの微小信号の取り出しなどにもご使用いただけます。

自動車メーカの開発部門にも開発、検証目的でご使用いただいています。

通電電流、極数、使用電圧などご要望に応じて1台から設計製作致します。